BtoB企業のブランドメッセージの作り方——「何を言うか」より「どう記憶されるか」
目次
こんな人に読んでほしい
- ▸自社を一言で説明できず、毎回違う言い方をしている経営者・担当者
- ▸HPや会社案内のメッセージが、ありきたりで印象に残らないと感じる方
- ▸「何をしている会社か」が顧客に正しく伝わっていない会社
- ▸ブランドの核となるメッセージを言語化したい方
ブランドメッセージは、「自社が何者で、どんな価値を約束するのか」を一言で伝える、ブランドの核です。しかし、多くの会社のメッセージは「いいことを言っている」だけで、顧客の記憶に残りません。本記事では、記憶に残り、選ばれる理由になるブランドメッセージの作り方を解説します。
なぜブランドメッセージが必要なのか
顧客は、数多くの会社の中から取引先を選びます。そのとき、「あの会社は◯◯の会社だ」と一言で思い出せるかどうかが、選択の分かれ目になります。ブランドメッセージは、この「想起」を生む装置です。
メッセージが曖昧だと、顧客の頭の中に居場所がつくれません。「何でもやる会社」は「何の会社か分からない会社」と同じです。明確なメッセージがあって初めて、顧客の記憶に残り、必要なときに思い出してもらえます。
「何を言うか」より「どう記憶されるか」
ブランドメッセージで陥りがちなのが、「立派なことを言おう」とすることです。しかし、どれだけ正しくても、記憶に残らなければ意味がありません。重要なのは「どう記憶されるか」です。
「高品質・低価格・丁寧な対応」——こうした言葉は正しくても、どの会社も言っているため記憶に残りません。記憶に残るメッセージは、「自社らしさ」と「顧客にとっての意味」が凝縮された、独自性のあるものです。
記憶に残るメッセージの3条件
独自性がある
競合も言える言葉ではなく、自社ならではの視点・価値が込められている。「他社と何が違うか」が伝わる。
顧客の言葉で語られる
自社の自慢ではなく、「顧客がどう良くなるか」を顧客目線で表現する。専門用語より、相手に響く言葉を選ぶ。
シンプルで覚えやすい
一息で言える、すっと頭に入る長さと表現。複雑な説明は記憶に残らない。
メッセージを作る手順
ブランドメッセージは、思いつきではなく、自社の実体から導きます。
- 1.自社の強み・提供価値を洗い出す(受注事例から「なぜ選ばれたか」を集める)
- 2.顧客が本当に求めている価値を捉える(顧客の言葉に耳を傾ける)
- 3.競合との違いを明確にする(自社にしかない部分を見極める)
- 4.それらが交わる「核」を一言に凝縮する
- 5.声に出し、第三者に見せて、伝わるか・記憶に残るかを確かめる
「自社の強み」「顧客の求め」「競合との違い」——この3つが交わるところに、独自で意味のあるメッセージが生まれます。
「らしさ」を言語化し、選ばれ続ける会社をつくります。
ブランディング支援を見るメッセージは「一貫して使う」
良いメッセージを作っても、使われなければ意味がありません。HP、会社案内、営業資料、名刺、メール署名——あらゆる接点で、同じメッセージを一貫して発信します。
繰り返し同じメッセージに触れることで、顧客の記憶に定着していきます。場面ごとに言い方を変えていては、いつまでも記憶に残りません。一貫性こそが、メッセージを「記憶」に変える鍵です。
社内にも浸透させる
ブランドメッセージは、顧客向けであると同時に、社員の共通言語でもあります。社員全員が「自社は◯◯の会社だ」と同じメッセージを語れる状態をつくることが重要です。
営業担当が、問い合わせ対応の担当者が、それぞれ同じ核を持って顧客に接する。これにより、会社全体として一貫した印象を顧客に与えられます。メッセージは、社外と社内の両方をそろえる軸になるのです。
よくある質問
ブランドメッセージとは何ですか?
「自社が何者で、誰にどんな価値を約束するか」を凝縮した核です。すべての発信や対応の軸になり、記憶される理由をつくります。
何を言うかより大事なことは?
「どう記憶されるか」です。盛り込みすぎず核を一つに絞り、あらゆる接点で一貫して伝えることで初めて記憶に残ります。
どう作ればいいですか?
強み・顧客にとっての価値・競合との違いを整理し、その重なりを一言に凝縮します。社内外で同じ核を共有することが肝心です。
YME Technologyのブランディング支援について
YME Technologyでは、記憶に残るブランドメッセージの開発を支援しています。強み・顧客価値・競合差の整理から、核となる一言への凝縮、全接点での一貫発信まで、選ばれる理由になるメッセージづくりを一緒に進めます。
「自社を一言で言えない」「メッセージが印象に残らない」という方は、まず初回45分の無料相談で、自社の核となる言葉を一緒に探しましょう。
蛭田 佳人(Yoshito Hiruta)
代表 / YME Technology
新卒からIT業界でエンタープライズセールスに従事し、大手企業向けの営業支援・DX推進を経験。現在は独立し、AI活用・営業プロセス改善・集客の仕組みづくりを一貫して支援。
関連記事