カスタマージャーニーマップの作り方(BtoB版)——顧客の「検討の旅」を可視化して施策を磨く
目次
こんな人に読んでほしい
- ▸自社の集客・営業施策が、場当たり的になっていると感じる経営者・担当者
- ▸顧客がどう検討して自社を選ぶのか、把握できていない会社
- ▸マーケと営業の施策を、顧客視点で整理したい方
- ▸カスタマージャーニーマップを作りたいが、進め方が分からない方
顧客は、ある日突然「買おう」と決めるわけではありません。課題に気づき、情報を集め、比較し、検討を重ねて、ようやく決断します。この「検討の旅」を可視化するのが、カスタマージャーニーマップです。本記事では、BtoB特有の複雑な購買プロセスを踏まえた作り方を解説します。
カスタマージャーニーマップとは何か
カスタマージャーニーマップとは、顧客が自社を認知し、検討し、購入し、その後関係を続けるまでの「旅(ジャーニー)」を、段階ごとに可視化したものです。各段階で顧客が何を考え、何を求め、どう行動するかを整理します。
これを作ることで、「どの段階に、どんな施策を打つべきか」が見えてきます。場当たり的な施策ではなく、顧客の検討プロセスに沿った、一貫した施策設計ができるようになります。
BtoBのジャーニーは複雑
BtoBのカスタマージャーニーは、BtoCより複雑です。理由は2つあります。
検討期間が長い
個人の衝動買いと違い、BtoBは慎重に時間をかけて検討する。情報収集から決定まで、数ヶ月かかることも珍しくない。
複数人が関与する
担当者、決裁者、現場の利用者など、複数の人が購買に関わる。それぞれ立場も関心も異なる。
この複雑さゆえに、BtoBでは「誰の、どの段階に」アプローチするかを丁寧に設計する必要があります。だからこそ、ジャーニーマップの価値が高いのです。
BtoBジャーニーの基本段階
BtoBのカスタマージャーニーは、一般的に次の段階をたどります。
- 1.認知:課題に気づく、自社の存在を知る
- 2.情報収集:解決策を調べ、情報を集める
- 3.比較検討:複数の選択肢を比較する
- 4.社内検討:社内で稟議・合意形成を進める
- 5.決定・購入:契約・導入する
- 6.利用・継続:使い続け、関係を深める
各段階で、顧客の心理・行動・求める情報は変わります。それを捉えることが、マップ作りの核心です。
「らしさ」を言語化し、選ばれ続ける会社をつくります。
ブランディング支援を見るマップの作り方
カスタマージャーニーマップは、次の手順で作ります。
- 1.ターゲット顧客(ペルソナ)を設定する
- 2.購買までの段階を洗い出す
- 3.各段階での顧客の「心理・行動・求める情報」を整理する
- 4.各段階での「顧客との接点(タッチポイント)」を書き出す
- 5.各段階の「課題(うまくいっていない点)」を見つける
- 6.課題に対する「打つべき施策」を考える
重要なのは、自社の都合ではなく「顧客の視点」で考えることです。実際の顧客・営業へのヒアリングを基にすると、リアルなマップになります。
各段階で「打ち手」を見つける
ジャーニーマップの価値は、「どの段階に、何を打つべきか」が見えることです。たとえば次のように、段階ごとに施策が定まります。
- ▸認知段階:役立つ情報発信(ブログ・SNS)で存在を知ってもらう
- ▸情報収集段階:課題解決のコンテンツ・資料を提供する
- ▸比較検討段階:導入事例・他社との違いを示す
- ▸社内検討段階:稟議を通すための資料を提供する
- ▸利用・継続段階:カスタマーサクセスで定着を支える
バラバラだった施策が、顧客の旅に沿って一本につながります。
「詰まっている段階」を改善する
マップを作ると、「どの段階で顧客が離れているか」が見えてきます。「認知はあるが情報収集に進まない」「比較検討で負ける」など、ボトルネックを特定できます。
その詰まっている段階に施策を集中することで、効率的に成果を上げられます。すべての段階に同じ力を注ぐのではなく、「最も詰まっているところ」を優先的に改善する——これが、限られたリソースで成果を出すコツです。
YME Technologyのマーケティング支援について
YME Technologyでは、カスタマージャーニーマップの作成と活用を支援しています。顧客視点での旅の可視化、段階ごとの施策設計、ボトルネックの特定と改善まで、場当たり的な施策を一貫した設計に変える形で一緒に進めます。
「施策が場当たり的」「顧客の検討プロセスを把握したい」という方は、まず初回45分の無料相談で、自社のカスタマージャーニーを整理しましょう。
蛭田 佳人(Yoshito Hiruta)
代表 / YME Technology
新卒からIT業界でエンタープライズセールスに従事し、大手企業向けの営業支援・DX推進を経験。現在は独立し、AI活用・営業プロセス改善・集客の仕組みづくりを一貫して支援。
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